Step up to the master's program

おはようございます。

10月末でオタゴ大学での臨床期間(Diploma of Orthopaedic and Manipulative Therapy)を終え、日本に帰国しました。

幸い、そこそこの成績を収める事が出来たため、2月から始まるResearch project (Master's program)へ進級出来ました。

ただ、この長いサマーブレーク期間、日本に家族を残していることや、奨学金頂いているにせよ、まだまだ足りない授業料との絡みもあり、10月末に日本に帰国しました。

現在は、地元の神奈川にある整形外科クリニックで常勤として働きながら、オタゴ大学より預かっている股関節炎に関するシステマティックレビューに取り組んでいます。

本来であれば2月から始めるResearch projectですが、今後の事を指導教員であるSteveに相談した結果、今後は日本で働きながらSkype等の遠隔授業で情報交換しながら論文を仕上げる決断をしました。

正直、非常に助かります... と思ったと同時に、実際に帰国して働きながら論文を仕上げる大変さを現在身にしみて感じております。  

留学中は自分の時間を自由に使えたので、この4,5年は温い生活を送っていたツケが回って来ています。

日本で頑張っている友人のPTらは臨床に、研究に寝る間を惜しんで取り組んでいるのを聞くと、尊敬すると同時に頭が下がります...。 Miyaは、自分らしくいくしかないのかな...

さて、現在は院長の計らいもあり3月末までの契約で、留学で学んで来た事を臨床に落とし込みながら、仲間のPTと情報を共有しておりますが、4月からは某大学で教員をすることになりました。

先日の役員面接では、20人以上に取り囲まれ、今までにない緊張感の中での恐縮した面談でありましたが、今後、大学が計画している方向性と、Miyaの留学目的が一致している事もあり、採用して頂くことになりました。

正式な辞令はまだですが...。

留学中は、貧乏しながらも家族を含め回りの方々に支えて頂きながら、何とか目標に向かって進む事が出来ました。

来年は40歳になりますが、50代で研ぎすますまで、まだまだPTとして、教員として、また人間として格好付けずに、日本でやりたい、やらなければならない事に、どんどんチャレンジをして良い汗書きながら突き進んで行きたいと思います。

オタゴ大学の方は、6月までに論文を提出(Miyaは4月を予定)して8月に卒業を迎えます。今後は理学療法士、または、将来、理学療法士を目指す方々に私の経験を還元して行くと共に、彼らの今後の方向性も切り開いて行きたいと思います。

そして、次の私の当面の目標である Master of Sports and Manual Therapy (日本体育協会公認ATプログラム & IFOMPプログラム) の臨床コースをさまざまなエキスパートの先生方にご協力を頂きながら今後勤務させて頂く大学に設置出来ればと思います。 

そして、近い将来は、理学療法士が日本で活躍していく事のみに留まらず、臨床および大学院教育等で身につけた知識・技術をアジア各国、そして世界へ輸出していく機会を増やして行きたいと思います。

日本の理学療法士数は世界一ですが、困っている患者さんはまだまだ数千倍います。 そんな患者さんを臨床・研究の分野から支える理学療法士が増えて行く事を期待したいと思います。

今後とも宜しくお願い致します。

G day !

by ptmiya | 2013-12-13 09:12